腰痛戦士"ヌノシン"のblog

彼の名は“ヌノシン”腰痛と戦う戦士である。 日本には実に4人に1人の割合で腰痛に苦しんでいる人たちがいる。 その中でも、原因が特定されていないと言われている 「非特異的腰痛」にあたる人は全体の85%と言われてる。 そして、彼もまたそのうちの一人である。 腰痛戦士ヌノシンは 社会の平和を守るため、今日も腰痛と戦う。

2014年08月

『日本人の8割が一度は経験する』と言われている
腰痛
先日、8/17(日)にTBS系列で放送されたテレビ番組
駆け込みドクター
今回のテーマは
『日本の腰痛をなくそう』
内容は姿勢のチェックから始まり、腰痛に関する一般情報が分かりやすく説明されていた。
腰痛の治療や予防に対するアドバイスも各専門家から解説されていた。
しかし、
その解説は明確な根拠がない情報も多く、かつ腰痛に対する恐怖心をあおるようなシーンも多く見られたのであった。。。

M1270010「こんばんは腰痛戦士“ヌノシン”です」

「番組内容の多くは、とても参考になる解説ばかりであった」
●ギックリ腰に関して、原因となる根本的な体の使い方を改善していかなければギックリ腰を繰り返してしまう恐れがある
●マッサージにかんして、一時的に筋肉をほぐして血液の流れを良くするという意味では良い
ただし、抜本的な解決にはなっていない。腰痛を引き起こしている原因があり原因となりうる生活習慣を改善していかなければならない。
●ストレスは腰痛に関係ある
ストレスは“痛みを感じやすくする”
腰が痛いことから悩み▶︎心理的なストレスを抱え▶︎運動不足も招き▶︎悪循環…

スポーツドクターKAKUKOによる“腰痛オサラバ体操”参考リンク
①座位にてアタマを動かさず骨盤を前後へ交互に傾ける
②片手を真上に伸ばしたまま、体を横に反らしていく、その際両方の坐骨(お尻)は座面から離れないようにする
③背筋を伸ばしたまま股関節から体を前に倒し膝を曲げる、手を膝の上に置き、膝を伸ばしていく
余裕があれば、ふくらはぎを掴んで実施する 

「腰痛に関する治療から予防・再発予防の対策などなどとてもわかりやすい。
そして、なんといっても今回の番組テーマが
『日本の腰痛をなくそう』という
私の活動目的と一致していた。」
 
「ただし、失礼ながらいくつか納得のいかない内容もある
特に気になったのは、レントゲンやMRI画像から腰痛への過度な恐怖心を与えていたように感じたことだ」
「番組では、腰椎のレントゲン写真の映像をたびたび使用し、『グキッ!!』という効果音とともに痛みを表現していた。確かに表現としては伝わりやすいかもしれないが、個人的にはその度に恐怖心を覚えた。
また、『椎間板の変性やヘルニアに伴って腰痛や脚のしびれが生じる』という話があったが、現代では“画像所見と腰痛症状との関係は一致していない”ということが常識!

「腰痛診療ガイドライ2012では
最近の系統的レビューでは、MRI所見の中で椎間板突出、神経根の変異や圧迫、椎間板変性や高輝度領域の所見が腰痛と関連があることが報告されている。一方、これらの異常所見が腰痛の主因であることを特定できるような明確な指標にはなり得ないことも示唆されている。』とあり、椎間板の変性と腰痛誘発の事実関係は曖昧であることがわかる。」
「また、ネットからの情報だが
下記コラム(リンク⇊)
三上クリニカルラボのホワイトボードでは

椎間板ヘルニアと画像診断の矛盾を綴っているので参考までにご覧いただきたい」

指さしヌノシン「よって、明らかな根拠があって危険を回避するために提示している情報ならまだしも、“ストレスが原因で腰痛が悪化しうる”と発信しているにも関わらず、腰痛に対する恐怖感を植え付けるような表現は避けていただきたい。
そう思ったと同時に、腰痛情報を発信する私自身も発信する内容には注意をはらう必要があることを再認識したのであった。」

腰痛は日本で約4000万人いると推定される(受診してない人も含む)

「なんといってもメディアの影響力は協力である!
それが仇となってはもともこもないので、情報の受け止める側も大事になってくる
国民一人ひとりの理解があって、腰痛患者を減らすことができ、医療費の削減や保健に貢献されていくと私は考える
皆で力を合わせて腰痛を消滅させよう!! 」



「疑問」ヌノシン
~教えて!ヌノシン!~
腰痛に関する疑問
ヌノシンに聞きたいこと相談したいこと・・・
または
(下記)専用メールアドレスへ
shuhare_yohtsu_nunoshin@yahoo.co.jp
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2014-08-12-23-11-48先日N市某所にて、とある会合が開かれた。そこには青年海外協力隊の療法士3人が招待されていた。
その情報を聞きつけた腰痛戦士“ヌノシン”は会場に潜入し
場の空気も読まず
何食わぬ顔でインタヴューを開始した

本日はその取材結果を掲載する
2014-08-12-23-09-54
「こんばんは腰痛戦士“ヌノシン”です」
「今回、取材に協力していただいた3名の方々はJICAを通じて、発展途上国へ派遣された理学療法士2名ならびに作業療法士1名である」

そもそもJICAってなに??
独立行政法人国際協力機構: Japan International Cooperation Agency
発展途上国に対し政府開発援助をする機構(詳しくはホームページ参照)

「今回の会合では、参加者に設けられた質疑応答の貴重なお時間をいただくことができた
ここぞとばかりに私は発展途上国の(非特異的)腰痛に関する情報を聴取した。」
 
2014-08-12-23-10-51

2014-08-12-23-12-23モンゴルへ派遣されていた
理学療法士 小泉裕一先生

「モンゴル(ウランバートル)においては
『腰痛治療NEEDがある』とのハッキリとしたお答えを頂戴した(ただし、データで表すことは不可)
どれほどNEEDがあるかというと、腰痛関連以外の理由で入院している患者さんが『私の腰痛をみてくれ』と小泉先生に訴えてくるほどなそうだ 
特に肥満な人が腰痛を訴えるような印象があるそうだ」
「治療内容としては、物理療法が中心に施行されており、マッサージ、温熱、電気治療、牽引などがルーチンに施され、評価もしないそうな」
「そもそも理学療法士がいることが稀で評価を実施することもなく、看護師が温熱や電気治療等の物理療法を施すそうである。」

2014-08-12-23-10-29タイに派遣中(当日は一時帰国中であった)
理学療法士 岩田研二先生
『KENJIのブログ』のリンク➡こちら

「タイにおいても腰痛治療NEEDはあるが、治療費を払うほどの経済的な余裕はないとのこと
治療法においても物理療法がほとんどとイメージしていいようだ
『ちなみに患者でなく、医療・介護スタッフ側に腰痛で仕事に支障をきたしている状況はありますか?』と問うと、『目立った問題には至っていないが、今後は現れることも予想される』という。
『患者をベッドへ移乗させるための指導が今後必要になるだろう』とKenji Iwataは語る
その時見せていただいた画像はなんとも衝撃的だった
それは“患者が患者を移乗させている”映像
腰痛がどうこう…移乗の方法がどうこう言っている余裕はない状況が伝わってくる
日本は恵まれている…」
2014-08-12-23-09-30最後に、中国へ派遣されていた
作業療法士 吉田 太樹先生
『現地レポ-ト』のリンク➡こちら

中国に関する腰痛状況は
時間の都合上、インタビューできず・・・失礼しました

「ともかく発展途上国においても腰痛有訴者は多いようだ、しかし日本のような大規模調査は実施されていないため、腰痛に苦しむ人が国民のどれほどかは明確ではない。」
「私は思った、そもそも途上国の方々は『腰痛で苦しい』なんて言っている前に生活上で満たさねばならないことがあるのかもしれない
日本では接骨院へ行っても、病院やクリニックへいっても保険診療でお手頃価格の診察費で治療・処置を受けることができる。たとえ全額実費であっても治療やコンディショニングを受けるための経済的余裕もある。(加えて、慢性的な腰痛の場合は本来、保険診療上での処置は終えなければならないが、私の知る範囲ではその限りではないことが事実。もはやサロン化されている接骨院もなかには存在する。)
先進国の一つである日本は“腰痛”という国を代表する病(正確には“症状”)に侵されているように見えるが、発展途上国においても腰痛に苦しむ人は多くいることが予想される。それは明確なデータとして残っていないがために注目されていないことや、経済的な事情で覆われてしまっているのかもしれない。発展途上国といってもオフィスワークや重労働も多く、運動不足や食生活の偏りなど生活習慣の乱れはあるようだ。」
「今回取材の対象となった近隣諸国においても日本と同様に今後腰痛が社会問題ともなりうる。
もしかすると
日本で育成された腰痛戦士たちが派遣される日も近いかもしれない。
「もっともっと忙しくなりそうだ・・・」
2014-08-12-23-09-442014-08-12-23-10-10
今回取材に協力してくださった先生方をはじめ、このような機会を与えてくださいました団体様には深く感謝申し上げます。



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先日、N市某所で開かれた会合には青年海外協力隊を経験された療法士3人が集まった
2014-08-13-09-46-59

2014-08-13-09-47-37そこには海外での経験談を聞きたいために駆け付けた療法士も数名いた
貴重な経験談や“今後青年海外協力隊を目指すにはどうすればよいか”などの質問コーナーも設けられていた

そんな中、一人の男が参入した
2014-08-12-23-12-18

その名は


腰痛戦士“ヌノシン”
 2014-08-12-23-13-01
今回は入場早々
スタッフに止めに入られてしまったが・・・

2014-08-13-09-47-05
その後の交渉でなんとか潜入成功!
海外協力隊の青年達にはウケ


その後は、もちろん腰痛調査!!
海外での腰痛状況のインタビューを進めたのであった
2014-08-12-23-12-00
熱心に答えていただける先生方
2014-08-12-23-12-38

タイ、モンゴル、中国での貴重な経験を基にインタビュー!
その内容はまた追って報告する!




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ヌノシン前屈姿勢

-腰痛歴のある人は、立位前屈動作の初期に、腰椎の動く割合が大きい傾向にある-
-ハムストリングスのストレッチが前屈動作初期の腰の動きを促すのに役立つかもしれない-

 前回(第8話「腰痛にストレッチは効くのか!?③」にて)、そんな調査結果を上げた。


「こんばんは腰痛戦士“ヌノシン”です」

「今回は関連文献をもう1件
“腰痛の発生”と“腰椎の動き”ならびに“ハムストリングスの長さ”との関係を調査した報告を発見したため取り上げる。」


タイトル「腰痛既往の有りなし両方の患者に対する前屈立位から上昇している間、腰椎と股関節の運動における運動学的分析」(※ヌノシン訳)

McClure PW, Esola M, Schreier R,et al. Kinematic analysis of lumbar and hip motion while rising from a forward, flexed position in patients with and without a history of low back pain. Spine. 1997 Mar 1225):552−8(リンク) 

●目的:腰椎と股関節の動きのパターンを決定するのは何か。ハムストリングスの長さが動きのパターンに関係しているかどうか、腰痛の既往の有無がパターンに関係しているか。

2つのグループを分析し、グループ1は現在、無症状であった腰痛の病歴がある12グループ2は腰痛歴のない12名とされていた。

●前屈立位から直立位への復帰した際の動作を解析
●動きのパターンは前屈位から直立位になるまでの股関節伸展割合を25%区画とし、それに対する腰椎の動きを計算する。

●結果、腰痛の既往のある人は初期の25%区画は腰椎が大きく伸展する傾向にあった。

●腰痛の既往のある参加者は腰痛歴のない者に比べ有意にタイトハムストリングスを持っていた。

●運動学的にみると、直立位までの運動時にハムストリングスの長さは動特性のいずれとも相関していなかった(←「ハムストリングスの長さが動作パターンを決めているわけではなさそう」ということだろう)

 ※訳が間違ってるかもしれません、その際はご指摘ください。
「前回および今回の調査情報から“ストレッチが腰痛に効果があるか”ということは不明であるが、
腰痛歴のある人とハムストリングスが短いこととは何か関係しているに違いない!
そして、前屈動作ならびに前屈から復帰する動作の際、股関節より腰椎の動く割合が大きいことが分かった!」
「もしかすると、腰の使い方と股関節の使い方に何か謎が隠されていそうだ。
有力な情報をお持ちの方は、是非とも情報提供していただきたい!
ともに腰痛と戦おう!!」


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腰痛予防にストレッチは良い!?
本当か??
ただの噂に左右されているのでは!?指さしヌノシン
そんな疑問を胸に調査をすすめていた・・・
そして、その答えが明らかになりつつある・・・

「こんばんは腰痛戦士“ヌノシン”です」
「とうとう見つけた!!
おそらく“ストレッチが腰痛に効くという噂”の源と思われる文献を 」
 タイトル
「腰痛の既往のあるなし両方の被験者に対する前屈中の腰椎と股関節の動きの分析」(※ヌノシン訳)

EsolaMA et al.:Analysis of lumbar spine and hip motion during forward bending in subjects with and without a history of low back painSpine 217178, 1996(リンク)
腰痛を既往にもっている20人(グループ1)と腰痛の既往がない21人(グループ2)を被験者に対して、前屈時の腰椎運動を分析した。
●結果、前屈パターンにおける腰痛既往者の身体的特徴として前屈の初期および最終域での腰椎可動割合の増加があった。また、腰痛既往者にはハムストリングスの柔軟性低下もあった
●結論として、健常人と腰痛の既往がある人と比べて腰椎の動く量は同じだが、動きのパターンが異なる。ハムストリングスのストレッチが初期の腰の動きを促すのに役立つかもしれない
 
「なるほど!腰椎の動きにハムストリングスの協力がうまくいくことが大事かもしれないのか
「おっと、当然のことを申すが
勘違いしてならないのが、ここでは“ハムストリングスのストレッチが腰痛に効果あり”と言っているわけではないということ。」
「もしかすると、腰痛になったから腰椎の動きのパターンが崩れたのかもしれない。 
腰椎の動きのパターンから腰痛を引き起こしている原因がわかるかもしれない。
はたまた、ハムストリングスの柔軟性低下が腰痛の原因かもしれない。
もしかしたら
ハムストリングスのストレッチが初期の腰の動きを促すのに役立つかもしれないという“もしもの話”までである」
「勘違いは禁物だ!私ももっと情報を読み解く力もつけねばならぬ・・・」
「少しずつ腰痛と柔軟性の関連がわかってきた気がするぞ!」
「君たちも、疑問を一緒に解決しよう!」

「疑問」ヌノシン
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