腰痛戦士"ヌノシン"のblog

彼の名は“ヌノシン”腰痛と戦う戦士である。 日本には実に4人に1人の割合で腰痛に苦しんでいる人たちがいる。 その中でも、原因が特定されていないと言われている 「非特異的腰痛」にあたる人は全体の85%と言われてる。 そして、彼もまたそのうちの一人である。 腰痛戦士ヌノシンは 社会の平和を守るため、今日も腰痛と戦う。

2014年05月

「運動療法!『急性腰痛』をロックオン!」

 ヌノシン×腰痛体操書籍

 

-急性腰痛の集団において、運動療法は、無治療または他の保存的治療のどちらかと同程度の効果である。-

引用:Hayden JA, van Tulder MW, Malmivaara AV, Koes BW.

 Meta-analysis: exercise therapy for nonspecific low back pain.

Ann Intern Med 2005; 142(9): 765-75.

引用リンク元は➡こちら

 

「急性腰痛(発症から4週未満の腰痛)に対しては、
運動しようが、ほっておいて生活しようが同じ
のようである。

痛みの程度も、体の機能、就労(職場復帰や欠勤)においても差がないそうだ」

 

「ただし!!

何度も言おう!!

安静は良くない!段階的にもとの日常生活動作に取り組んでください


 

「というのも、安静とエクササイズと通常の生活を比べている急性腰痛の治療に関する文献がある」



-急性腰痛患者のうち、痛みが許可された制限内で通常の活動を継続すると、安静または背部モビライゼーションのいずれよりも迅速な回復につながる。-

 引用:N Engl J Med.1995 Feb 9;332(6):351-5.

The treatment of acute low back pain--bed rest, exercises, or ordinary activity?

Malmivaara A, Häkkinen U, Aro T, Heinrichs ML, Koskenniemi L, Kuosma E, Lappi S, Paloheimo R, Servo C, Vaaranen V, et al.
引用リンク元は➡こちら
 



「今回の調査では、急性腰痛にフォーカスして運動に関する調査を行ったが
運動と一言でいっても多くの種類がある。」
「運動療法とはどんな運動があるのか、それは今後示していく予定である」
「また、急性腰痛という時期の分類に着目したが、さらなるカテゴライズによって
効果の期待できる体操や運動があるかもしれない。
さらなる調査を進める必要がある」

 

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第2部タイトル

「なるべく早く、腰痛から解放されたい」
そんな思いを胸に、立ち上がった腰痛戦士ヌノシン

前話では運動療法の効果に関する調査結果を示した。
腰痛✖️運動
=時期によって期待できる効果は異なる

そこで
次回のターゲットは、発症から4週間以内の腰痛とされている
「急性腰痛」にロックオン!!





【次回】腰痛戦士ヌノシン   第2部
第2話「急性腰痛に運動は無意味!?」
5/21(水) 20:00〜

お見逃しなく
 
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腰痛に運動療法は有効か

「こんばんは、痛戦士ヌノシンです」

「腰痛に立ち向かうため私は今、戦いに備えているところだ」

「原因が特定されていないとされる『非特異的腰痛』の回復を促進するには何が有効か、また再発予防のためには何が必要か調査中である」

「以前の調査によって、腰痛に対して安静が不利益を及ぼすことはわかった」

「しかし、痛みに耐えながら仕事をする苦労から早く脱したい!

痛みのストレスから解放された日常生活が送りたい!」

「どうすればいいのだ!?」

 

「巷では『腰痛改善』や『腰痛を治す』と銘打って“腰痛体操”とやらが出回っているようだ」

 ヌノシン×腰痛体操書籍

※これらの運動に関して否定も肯定もしていません

「これらの方法が何を根拠に語っているのかは存じないが、私は今回も『腰痛診療ガイドライン2012』を参考に調査をすすめた」

 

 

急性腰痛には効果がない(Grade B)‐

亜急性腰痛には対する効果は限定的であるGrade C)‐

慢性腰痛に対する有効性には高いエビデンスがある(Grade A

-「痛みに応じた活動性維持」は、どの時期の腰痛にも当てはまる-
(痛診療ガイドライン2012
その他参考文献は➡こちら

 

 

「結論、運動の効果は時期によって異なる」

「最低限、普段の生活にもどるように心がけるべき(安静や仕事を休むことがダメというのは教訓のようなものか?)」

 

「では、どんな時期にどんな運動をすれば良いのだろうか」

To be continue

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第2部タイトル


腰痛と戦うヒーロー『腰痛戦士ヌノシン』は

原因が特定されていないと言われている非特異的腰痛に対して挑む!

そのためにはまず、敵である腰痛の弱点や効果的な技またはアイテムを獲得しておきたい。

 

腰痛を早期に回復させる方法は?
腰痛から再び襲われないようにするには?

 

正体不明の敵を相手に、腰痛戦士ヌノシンは立ち向かう!

 

次回は
腰痛について


安静が不利益を生む話は以前にした(参考記事は⇒こちら
では、安静の反対に運動してしまえば良くなるのだろうか!?
いや、そんな単純な話ではないはずだ・・・
 

【次回】腰痛戦士ヌノシン 第2

 第1話「腰痛×運動=効く?効かない?」
 
5/19(月) 20:00~ 

お見逃しなく! 

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第2部

「腰痛戦士!慢性化と再発の予防に向けて」


 
他者と痛みを分け合い、共に戦うこと

ただし、自分の力で腰痛に打ち勝つこと

(ヌノシン) 
スライド9
 
諸言

「これからの話は腰痛に勝つための術を紹介していくことになる」

「ただし、私は『治療』という言葉をなるべく使用しないように意識する。

『治療』とすると、腰痛があたかも病気や処置が必要な怪我のように扱われてしまうように思うからだ。」

「私はそれを恐れている。(もちろん、治療が必要な腰痛を伴う疾患や外傷はあるが)

腰痛がとても恐ろしい敵と捉えてしまうことを回避したい。」

「これまで示してきた話の中にもあった通り、私が対象としている『非特異的腰痛』の回復は、今のところ他者が特別な手をかける必要はないと捉えている。」

「人には自然治癒力が備わっている、それを促進するような術を調査し、提示していきたいと考えている。」

「腰痛はあなたの不安をつけ狙ってくるだろう。」

「自分で治せる自信をつけよう。」

「もちろん、あなた一人ではない。」

「私も一人じゃない。」
 

「さて、まず

私にできることは、自分の戦いを少しでも多くの人に伝えて、腰痛で悩まされている皆に勇気を与えることである。」

「次に、もし私を頼っていただける人や同じように困っている人がいれば痛みを共有し共に戦うこととしよう。」

「他者の力も借りる
だが

 腰痛は自分で治せる!!」

 

 

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